こんにちは!上尾市のお習字教室✏︎もじもじのかどいです。
今回ご紹介するお手本は「靨えくぼ」。画数の多い漢字一文字だけでは少し味気ないので、ひらがなで「えくぼ」と横に添えてみました。これによって、漢字とひらがなそれぞれのバランスを意識しながら練習ができる題材に仕上げています。
この課題、毛筆で書くとなると少し難しそうに見えませんか?漢字部分は画数が多いし、ひらがなとのバランスも意外と難しいもの。でも、ポイントさえ押さえれば大丈夫!この記事では、「靨えくぼ」を書くためのコツをわかりやすく解説していきます。難しい文字だからこそ、完成したときの達成感も格別ですよ!ぜひ楽しみながら挑戦してみてくださいね✨

1. 「靨」とは?可愛らしい漢字の魅力
「靨」という漢字は、「笑顔を浮かべたときにほっぺたにできるくぼみ」、つまり「えくぼ」を指しています。上の部分「厭(おさえる)」に、下の部分「面(つら)」の組み合わせ。笑うと顔の表面に現れる特徴を表しているんですね。
笑顔の象徴として可愛らしい印象を持つ文字ですが、画数が多く複雑なため、書く際には全体のバランスが重要です。
2. 生徒さんからヒントをもらえた文字!
画数の多い漢字のお手本題材を探していたときのこと、「えくぼって漢字の本に書いてあったよ!」と生徒さんが教えてくれました。「ん?えくぼってどんな漢字だっけ?」まさかこんなに画数の多い漢字だったとは驚きですよね。
課題のお手本をを作るのに、漢字一文字だけでは少し寂しい。なのでひらがなで「えくぼ」という読み方を一緒に書くことにしました。そうすることで漢字の意味もわかりやすくなり、難しい文字がより身近に感じられる練習課題に仕上がりました。
3. 靨えくぼを書くときに意識したい3つのポイント
では、練習する際に意識したいポイントを詳しく見ていきましょう。
⚫︎ 画数の多い「靨」を整えるコツ
- 横線が多い「日・月・面」部分
横線は細く均一に保ち、線と線との間隔を一定にすることが大切です。 - 縦線の役割
縦線は、横線を支えるように意識してやや太めに書くと安定感が出ます。 - 「厭」と「面」の中心を揃える
中央がずれないように、全体の中心をしっかり意識して書き進めましょう。
⚫︎ 美しいひらがなの見せ方
- 優しい入り方・曲線の表現
ひらがなは柔らかな線が特徴です。入り方を滑らかにし、線の曲線を丁寧に書くことが重要です。 - 3文字の中心を意識
「え・く・ぼ」の3文字は中心線を意識して配置しましょう。特に「ぼ」は右側に偏らないように。
⚫︎ 漢字「靨」とひらがな「えくぼ」が並んだ時のバランス
- キリッとした線のままひらがなを書かない
漢字の鋭い線のままひらがなを書いてしまうと硬い印象になります。ひらがなは柔らかさを保ち、太さも出すことも意識しましょう。 - 配置に工夫を加える
漢字1文字とひらがな3文字が並ぶと、全体のバランスが難しくなります。文字間の間隔や配置を工夫して調和を取ることがポイントです。
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今回の課題は、3年生の女子が「えくぼ」の漢字を教えてくれたことがきっかけで作成してみました。画数が多くバランスが難しい文字ですが、練習を通じて筆使いや全体の調和を学べる魅力的な課題です。
難しい文字に挑戦することで、技術の向上はもちろん、完成したときの達成感も得られます。さらに、漢字とひらがなが並ぶことで、異なる文字の組み合わせを美しく書く感覚を磨くことができます。
この記事を参考に、「靨えくぼ」のお手本にぜひ挑戦してみてください!書く楽しさを感じながら、新たな文字の世界を広げていきましょう✨

こんにちは!ブログにお越しくださりありがとうございます。
埼玉県上尾市で「もじもじ」というお習字教室を運営しています。
「うちの子、もっときれいな字を書けたらいいのにな」
「子どもの時期に、習い事で自信をつけさせてあげたい」
――そんな親御さんの思いに寄り添いたい。これが、私がこの教室を始めた理由のひとつです。
実は私、中学校の教員として子どもに教えていた経験があります。
子どもたちの書写の授業に携わる中で、字を思うように書けるようになる楽しさや、学びを通じて得られる喜びをもっと深く多くの子どもに伝えたいと思うようになりました。
特別才能があるわけではない私が、社会人になってから本格的に書道を学び始め、2025年で教室は12年目を迎えます。
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一見同じように見えても、よく見ると違う。それは、子どもたち一人ひとりが持つ「その子らしさ」と同じです。
通ってくれる子どもたちが、学ぶことを楽しみながら成長していける場にしたい。
そのために、その子のペースを大切に、丁寧に、わかりやすく教えることを心がける。
ーー「もじもじ」は、習字を通して一人ひとりが自信を持ち輝ける教室を目指しています。
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