どんな子も安心して通える習字教室を目指して|上尾の習字教室もじもじより

こんにちは。上尾市の習字教室✏︎もじもじのかどいです。

習字教室と聞くと、どんな教室を想像するでしょうか。静かに一斉に取り組むイメージを持たれている方も多いかもしれません。
でも、もじもじでは、学年や発達の段階・上達・進度に関係なく、子どもたちがそれぞれのペースで、安心して学べる空間を目指しています。

先日、教育哲学者の苫野一徳さんのお話を聞いていたとき、「インクルーシブ教育」という考え方が紹介されていました。
その内容が、私が普段から教室で大事にしていることと、どこか通じるものがあるように感じたんです。

インクルーシブ教育という言葉は少し難しく聞こえるかもしれませんが、私が心に残ったのは、「自分たちのペースで、自分に合った学び方を自己選択・自己決定できる」という考え方、「それが共同性に支えられている」ということです。

この記事では、そんな教室の雰囲気や運営の工夫について、いくつかの視点からご紹介していきます。

習字教室って「同じ学年は同じ時間」じゃないの?

もじもじでは、曜日ごとのクラスに、さまざまな学年やタイプの子どもたちが集まっています。
年中さんから6年生まで、年齢も書道歴もバラバラ。でも、その違いが教室のなかで問題になることはほとんどありません。

静かに集中して書く子もいれば、「全然書けないー」「見て見て!今日イチ上手く書けた!」と友達と話しながら、私に話しかけながら書く子もいます。
他の子の字を見に行ったり、書き方をまねしてみたりする様子も見られます。過ごし方はそれぞれですが、教室の中には自然と調和があり、お互いに自分らしく過ごせる空気があるんです。

もちろん、他の子の学びの妨げになっていると私が感じたときは、本人がそのことに気づけるよう、声をかけています。

学年や性格が違っていても、同じ空間で学び合える。それは、子どもたちにとっても大きな学びのひとつだと思います。

なぜ「学年で同じ課題」じゃないの?

学校では、同じ学年の子どもたちが一斉に同じ課題に取り組むことが多いですが、もじもじではそうではありません。
同じ教室にいても、子どもたちはそれぞれ違う課題に取り組んでいます。

課題は、子ども自身が選びます。
「今度は難しい漢字に挑戦してみたい」「この前書いた字、もう一回書いてみようかな」など、子どもたちが自分の気持ちや状態に合わせて、自分に合った課題を選んで練習しています。
一つの課題を4〜5回の練習で仕上げる子が多いですが、ペースやこだわり方もそれぞれです。

ときには「この字書いてみたら?」と私から提案することもありますが、最終的には子ども自身が納得して取り組めることを大切にしています。

学年や習字歴に関係なく、「自分で選ぶ」「自分で進める」スタイルが、子どもたちの中に自然と根づいているのを感じます。

「うちの子、ちゃんと通えるかな?」親御さんが気になるポイント

習字教室を検討するとき、多くの親御さんが気にされるのは、
「通わせてみて、ちゃんと上達するかな?」
「うちの子、嫌がらずに通ってくれるかな?」
といったことではないでしょうか。

確かに、字の上達のスピードは子どもによってさまざまです。
1回の練習でコツをつかむ子もいれば、「あれ?なんか書けるようになってきた」と実感できるまでに、数年かかる子もいます。

でも私は、どんな子であっても「書くことを嫌いにならず、できることが増えた」と感じてもらえることを大事にしています。
上達には時間がかかっても、ほんの少しでも「前より書けた」「うまくなった」と実感できたときの顔は、どの子も本当に嬉しそうです。

また、教室では、緊張しやすい子や集中が続きにくい子にも、それぞれに合った声かけやペースで寄り添っています。
「習字に行くのが楽しみ」と思えることが、結果的に上達へのいちばんの近道だと私は思っています。

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その子らしく学べる習字教室を目指して

もじもじでは、学年や性格、得意・不得意に関係なく、子どもたちが自分のペースで学べることを大切にしています。
課題も一人ひとり違っていて、上手になるまでの道のりもさまざまです。

でも、「自分で選んで」「自分で進める」という経験を通して、どの子も少しずつ「できた!」という感覚を積み重ねていきます。
そうした小さな実感が、自信や楽しさにつながっていくのだと思います。

もし、上尾市で習字教室をお探しの方がいたら、もじもじの教室の雰囲気をぜひ一度見に来てみてください。
体験や見学もお気軽にどうぞ。お子さんが「ここなら大丈夫」と思える場所であるよう、これからも教室づくりを続けていきます。