子どもたちの書写が面白い!小学生の毛筆作品から考える書道教室の工夫

こんにちは!上尾市のお習字教室「もじもじ」のかどいです✏️

「小学校の書写の授業って、今どんなことをしているんだろう?」

先日、学校ボランティアの一環で小学校を訪れたとき、6年生の書写の授業を見学する機会がありました。

教室に入ると、壁一面に掲示された毛筆作品。「挑戦」「未来」——それぞれ違う二文字が並び、どれも力強く書かれています。

私が小学生の頃は、みんな同じお手本を見ながら黙々と書いていました。でも、今の子どもたちは違う。自分の選んだ言葉を筆に込めて、一枚の作品を仕上げているのです。

「書写の授業も、時代とともに進化しているんだな」

そう感じた瞬間でした。

1. 最近の書写授業はどう変わった?

小学校の廊下を歩いていると、6年生の教室にずらりと並んだ毛筆作品が目に留まりました。

「挑戦」「未来」「努力」——どれも力強く書かれ、選ぶ言葉にも個性が表れています。課題は「漢字二文字で目標や目指すものを書くこと」だったようですが、同じテーマでもこんなに違いが出るのかと、思わず見入ってしまいました。

昔は、みんな同じお手本を見て書くのが当たり前でした。でも今は、子ども自身が言葉を選び、思いを込めて書く。作品が掲示されることで、「見てもらう」意識も高まり、より丁寧に書こうとする気持ちにつながっているのかもしれません。

書写の授業も、子どもたちの心を動かす工夫が増えている——そう感じた掲示でした。

2. 習字教室にも求められる工夫とは?

学校の書写授業が、子どもたちの主体性を引き出す形に変わってきているのなら、習字教室も「ただ上手に書く」だけではなく、子どもが「書きたい!」と思える工夫が必要かもしれません。

例えば、教室での課題を決めるとき。お手本を渡して「これを書いてね」と進めるのではなく、「今の自分に合う字はどれかな?」と考える時間を作るだけで、子どもの姿勢は変わります。

また、学校の授業と違って、習字教室には自由度があります。作品作りの過程で「なぜこの字を選んだの?」と問いかけたり、「もっと力強く見せるには?」と工夫を促したりすることで、書くことへの意識を深めることもできそうです。

「きれいに書く」ことだけが目的なのではなく、「書くことを通して自分を表現する」「書くことを楽しむ」。
そんな体験ができる習字教室なら、子どもたちももっと楽しんで通えるはずですよね♪

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小学校の掲示を見て、書写の授業が変わってきていることを実感しました。子どもたちが自分で言葉を選び、思いを込めて書くことで、作品に個性が生まれています。

学校の授業が進化する中、習字教室でも「ただお手本通りに書く」だけでなく、子どもが「書きたい!」と思える時間を大切にしたいと感じました。

・どんな言葉を書きたいかを考える時間を作る
・書く意味や表現の工夫を子ども自身が考えられるよう促す

こうした関わりが、習字を「上手に書くための練習」から「自分を表現する時間」へと広げてくれるかもしれません。

子どもたちの「書きたい!」という気持ちを引き出す習字教室でありたい——そんなことを改めて考えさせられました。