左利きでも安心!上尾の書道教室で実践中のサポート方法

こんにちは。上尾市のお習字教室もじもじのかどいです✏️

「うちの子、左利きなんですけど…習字ってできますか?」
毛筆を始めるとき、保護者の方からこんなご相談をいただくことがあります。特に硬筆(鉛筆)から毛筆コースに切り替えるタイミングで、「右手で書けるようにしておいた方がいいのかな?」と迷う親御さんは少なくありません。

もじもじでは、実際に左手で毛筆を書いている生徒さんが何人もいます。今回は、当時3年生だったある女子生徒さんとその保護者の方とのやりとりを通して、教室でどんなサポートをしているかをご紹介します。

【左利きのままで書けるのかな?】

当時3年生だったある女子生徒さん。硬筆コースから毛筆に進もうとしていたとき、「右手に直さなきゃならないのかな…」と不安そうな表情をしていました。
おうちの方も「毛筆を書くときは、左手より右手に直した方がいいのかしら」と悩んでいたそうです。

私は、毛筆はもともと右手で書く前提で文字や道具が作られていること、左手で書く場合に起こりやすいこと(筆先が見えにくい・紙の配置に工夫が必要など)を、できるだけわかりやすくお話ししました。

その上で、「どちらの手で書いてみたいか?」と本人に聞いてみると、「左手でやってみたい」と答えてくれました。実際に練習を始めてからも、真剣に取り組み、冬の書き初め展では堂々とした作品を仕上げました。

【日々の小さな工夫で、書きやすく】

もじもじでは、左利きの生徒さんが「書きやすい」と感じられるように、ちょっとした工夫をしています。

たとえば硬筆練習で使っている漢字プリント。通常は1枚配りますが、左利きの生徒さんには同じプリントを2枚渡しています。というのも、お手本が左に書かれているため、左手で鉛筆を持つと、お手本が手で隠れてしまいやすいからです。
1枚はお手本を見る用、もう1枚は書く用。これだけで「見やすくて書きやすい!」と、子どもたちの集中力も上がります。

こうしたちょっとした工夫の積み重ねが、「自分にもできる」「書くのが楽しい」という気持ちにつながっていくのだと感じています。

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左利きだからといって、書道をあきらめる必要はまったくありません。
手の使い方に合わせた環境やサポートがあれば、子どもたちはちゃんと自分の力で書けるようになります。もじもじでは、「右か左か」よりも、その子が自分らしく書けるかどうかを大切にしています。

上尾市で書道教室をお探しの方、「左利きでも大丈夫かな?」と迷っている方も、どうぞ安心してご相談くださいね。