他の子と比べてしまう親心、どう向き合う?

こんにちは。上尾市のお習字教室✏︎もじもじのかどいです。

「うちの子、大丈夫かな?」「周りの子と比べると、どうしても…」そんなふうに考えたこと、ありませんか?私自身、子どもの頃や親としての経験の中で、同じように悩んだことがありました。特に、子どもの成長が目に見える習い事では、つい他の子と比べてしまう瞬間が増えるものです。

でも、その“比べてしまう気持ち”は、決して悪いものではないと思うんです。それは「もっと良くしてあげたい」という親心の表れ。大切なのはきっと、その気持ちをどう子どもに伝え、どう活かすか✨


他の子と比べてしまう理由とは?

親が他の子と比べてしまう理由にはいくつかあると思います。たとえば、学校や地域の中で「同じ年齢ならこれくらいできるのが普通」という目安が、知らず知らずのうちに頭に入っていることもあるかもしれません。その基準から外れると、やっぱり不安になりやすいですよね。

ただ、よく考えてみると、子どもにはそれぞれのペースがあって、得意なことや苦手なことも違いますよね。一見、周りと違うように見える部分も、実はその子が持っている「強み」や「特性」として見ることができるんじゃないかなと思います。そこに目を向けていくことで、思わぬ可能性が開けることもあります。

例えば、私の教室でも「うちの子は集中力がないから習字は向いていないかも」と心配していた保護者の方がいました。でも、そのお子さんは実は、独特の発想力や遊び心を持っていて、自由な課題でぐんぐん成長していったんです。得意な部分に光を当てるだけで、結果が大きく変わることもあるんだな、と改めて感じました。


親としてできること:比べる代わりに目を向けたいポイント

  • 「昨日のわが子」と比べる
    他の子と比べる代わりに、昨日のわが子を思い出してみてください。習字の練習でも、少しでも丁寧に書けた文字や、新しい筆の使い方を覚えたことなど、小さな成長を見つけていくのが大切かなと思います。
  • 「うまくできたところ」をそのまま伝える
    文字を書くとき、「もっときれいに書いてよ」と言いたくなる気持ちは分かります。でも、どんな小さなことでも「ここよく書けたね」とできたことを伝え、認めてあげることが次のやる気につながることが多いです。
  • 一人ひとりに合った習い事を選ぶ
    習い事は、子どもの性格や得意な部分を伸ばせる場所が理想です。指導者や教室にどんなに経験があっても、生徒さんが良い成績をおさめていても、ご自身のお子さんと合うとは限りません。それはお子さんがどのような環境で安心して取り組めるか、またどのような声掛けでやる気を引き出せるかが、一人ひとり違うからです。
    見学や体験を通じて、お子さんが楽しそうに取り組んでいるか、無理なくチャレンジできそうかを観察してみるのがおすすめです。習い事はスキルを学ぶ場であると同時に、子どもが「自分らしく」過ごせる場所でもあるといいですよね。

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比べてしまう気持ちに気づくのは、親としてとても自然なことだと思います。その気持ちをどう扱うかで、これからの子どもとの向き合い方が少しずつ変わっていくのかもしれません。子どものペースを大切にしながら、一緒に歩んでいけたらいいですね。