こんにちは!上尾市のお習字教室✏︎もじもじのかどいです。
今や、学校でも家庭でもパソコンやタブレットが大活躍する時代ですよね。「いずれパソコンを使うんだから、字は読める程度に書ければOKかな?」そんなふうに考えること、ありませんか?私はあります(笑)
「読める字を書けていればそれで十分」という気持ち、わかります。でも、ちょっとだけ待ってください!たとえば、子どもがお友だちにメッセージカードを渡したとき、もし相手がすぐに読めなかったら…?せっかくの気持ちが伝わりにくくなって、お友だちも子どもも残念…こんなことも起こってしまうかもしれません。
字はただ「読めればOK」なのではなく、相手にとって「読みやすい」ことも大切。そしてその先に「読むのが楽しくなる」そんな字が書けたら!考えただけでワクワクしてきませんか?相手がすっと読めて、気持ちが伝わる字が書けたら、それはもう素敵なことです!
この記事では、パソコンが当たり前の時代だからこそ見直したい、手書きの価値について考えていきます。
1. パソコンの時代でも手書きが必要な理由
パソコンやタブレットが普及し、文字を書く機会は確かに減りました。でも、「手書きなんてもう必要ない」と言い切れるでしょうか?実は、手書きにはパソコンでは得られない大切な力が詰まっています。
(1) 記憶・思考力の向上
読者の皆さんがテスト勉強をしていたころ、教科書を読んで「よし、覚えた!」と思ったのに、いざ問題を解こうとしたら「あれ?出てこない…」という経験はありませんでしたか?
読むだけよりも、手を動かして書いたほうが記憶に残りやすいのは、脳が「これは大事な情報だ」と認識しやすくなるからです。
実際、漢字練習をしている子どもたちを見ていると、最初は書き順を間違えたり、形が崩れたりすることもあります。でも、「ここは跳ねるんだった!」と気づいたり、「この部分は左右対称だからバランスよく書こう」と意識したりするうちに、自然と正しい形が身についていきます。
手書きは、ただの作業ではなく「考えながら書くこと」で力になります。
(2) 読みやすい字は相手への思いやり
「これ、なんて書いてあるの?」
お子さんの連絡帳を見て、読めなくて困ったことはありませんか?私の教室でも、「子どもが書いた連絡帳の字が読めなくて、友達のお母さんに確認のメールをした」という話をよく聞きます。
また、仕事をしている親御さんなら、会社で「手書きのメモが読めない!」と苦労したことがあるかもしれません。
字を書くことは、自分のためだけでなく、相手のためでもあるんですね。 「読めればOK」から「読みやすい字」「読むのが楽しくなる字」へ。
たとえば、メモを残すときに、少しだけ丁寧に書いた字だと、相手の受け取る印象も違ってきます。読んだ人が「スッと理解できる字」こそ、手書きの持つ大きな役割なのです。
2. 習字の役割と得られる力
手書きの重要性が分かっていても、「じゃあ、習字までやる必要があるの?」と思う方もいるかもしれません。確かに、字は普段の生活の中でも練習できます。でも、習字には「ただ字をきれいにする」だけではない、特別な学びがあるんです。
(1) 集中力と丁寧さが育つ
お習字をしているとき、子どもたちは「よし、次こそは!」と気持ちを切り替えて、何度も挑戦します。特に、筆を使うとごまかしが効かないため、自然と一画一画を大切にするようになります。
例えば、普段のノートでは適当に書いてしまう子が、習字の時間になると、姿勢を正して、慎重に筆を運ぶようになることがよくあります。「一度書いたら消せない」という環境が、字に向き合う意識を育てるんですね。
(2) 「書けた!」という自信につながる
あるお子さんが、「ぼく、字が下手だから…」と習字を始めたときは自信なさげでした。でも、練習を重ねるうちに、字の形が整い、先生や家族から「きれいになったね!」と褒められるように。
すると、その子は「もっと上手になりたい!」と自分から進んで練習するようになりました。字がきれいに書けることは、「自分にもできた!」という自信につながるんです。
習字は、ただのスキルではなく、子どもたちの成長にも大きく関わっています。
3. デジタルと手書き、どちらも大事!バランスのとり方
パソコンやタブレットが普及している今、すべての文字をデジタルで済ませることもできます。でも、だからこそ手書きの力が活きる場面もあります。大切なのは、「どちらも上手に使い分けること」です。
(1) デジタルは速さと効率が魅力
例えば、パソコンでレポートを書くときや、スマホでスケジュールを管理するとき。手書きよりも速く、修正もしやすいので、情報を整理するにはとても便利ですよね。
また、タイピングができると、学校の調べ学習や将来の仕事にも役立ちます。手書きだけにこだわらず、デジタルスキルも身につけることは、今の時代には欠かせません。
(2) 手書きだからこそ伝わるものがある
一方で、手書きだからこそ価値のある場面もあります。
例えば、手書きの手紙をもらったとき。
丸みのある字や一生懸命書いた形を見ると、「頑張って書いてくれたんだな」と温かい気持ちになりますよね。
また、手書きのメモやノートは、書きながら考えることで頭の中が整理されます。「とりあえずメモする」「考えながら書く」この習慣は、パソコンでは得にくいものです。
(3) 習字で学んだ力はデジタルにも活きる
「習字を習っても、結局パソコンを使うから意味がないのでは?」と思うかもしれません。でも、実は習字で学んだことは、デジタルの文字入力にも役立ちます。
例えば、正しい漢字の形を知っていれば、タイピングするときも迷わず正しく入力できます。また、バランスの取れた文字を意識する力があれば、パソコンで書類を作るときも、見やすく整える工夫ができるようになります。
手書きとデジタルは、どちらが良い・悪いではなく、両方を活かすことが大切。習字で身につけた力は、パソコンを使う場面でもしっかり生きてくるのです。
⁂−−−−⁂−−−−⁂−−−−⁂
デジタル化が進む今、「手書きはもういらない?」と思われることもあります。でも、手書きには「記憶や思考を深める」「相手に伝わりやすくする」など、デジタルでは代えがたい力があります。
特に、習字を通して丁寧に字を書く経験は、集中力を高め、自信を育てます。そして、「読める字」だけでなく「読みやすい字」「伝わる字」を意識することが、手書きを活かす大きなポイントです。
パソコンやタブレットが当たり前の時代だからこそ、手書きの価値が光る場面もあります。デジタルと手書き、それぞれの良さを活かして、お子さんの「書く力」を伸ばしていきましょう!

こんにちは!ブログにお越しくださりありがとうございます。
埼玉県上尾市で「もじもじ」というお習字教室を運営しています。
「うちの子、もっときれいな字を書けたらいいのにな」
「子どもの時期に、習い事で自信をつけさせてあげたい」
――そんな親御さんの思いに寄り添いたい。これが、私がこの教室を始めた理由のひとつです。
実は私、中学校の教員として子どもに教えていた経験があります。
子どもたちの書写の授業に携わる中で、字を思うように書けるようになる楽しさや、学びを通じて得られる喜びをもっと深く多くの子どもに伝えたいと思うようになりました。
特別才能があるわけではない私が、社会人になってから本格的に書道を学び始め、2025年で教室は12年目を迎えます。
教室のロゴに描いた色とりどりの◯は、それぞれ違う色を持つ子どもたちの個性を表しています。
一見同じように見えても、よく見ると違う。それは、子どもたち一人ひとりが持つ「その子らしさ」と同じです。
通ってくれる子どもたちが、学ぶことを楽しみながら成長していける場にしたい。
そのために、その子のペースを大切に、丁寧に、わかりやすく教えることを心がける。
ーー「もじもじ」は、習字を通して一人ひとりが自信を持ち輝ける教室を目指しています。
お習字のこと、お子さんのこと、どうぞお気軽にご相談ください!